お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





つきあたり…。




ここか。








僕はドアノブをひねって部屋の中に入った。











わあ…。







黒を基調とした凄くかっこいい部屋だ。






改造とかしたのかな。






かっこいい戸棚、ソファー。







つい机にある一枚のプリントに目がいった。





ソファーに座り、そのプリントを手にした。






な、にこれ。






そのプリントには、英語でなんか…




た、ち、ば…な、みさ…





た、立花君!?





その他にも、斬さんとか見覚えのある名前がズラリ書かれてあった。






名前の横には、生年月日??とパスワードがのような数字が…。









「あ、それ」





「あ、ごめん。」





「別にいいよ、見てもわかんないっしょ」










ヘヘッと笑う翔馬君。






た、たしかに。







貸してっと言われ、プリントを渡した。