お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





どんな解釈をすればそんな風になるのかが分からない!!





「んじゃ、帰りは?」







「立花君だけ先に帰ってて。終わったら行くから」







「あ、そ」







ピコンとまた通知が。







「立花湊のことで話があってさ。」






立花君??





思わず立花君を見るけれど冷たく「なに」って言われた。





「葛西心湊って朝霧の好きな人なのか」







「そうだぞ、だから立花お前好きになんなよー」





「は?なんで」






「心湊ちゃん、…あれは可愛いわ」






「藤君は氷室さんがいるじゃん」






「それとこれとは別」





ニヤニヤしながら僕に言った。





「お前、意外と面食いだな。」






そこに突っ込んだ立花君。







「うるせー!俺は、一途だしー」





「その時点で一途じゃねえよ。彼女かわいそ」