お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜




ため息をつく立花君にまた怒った先生。









「俺は、この50分間の授業をするために夜遅くまで何時間も予習をしてるんだ。それで寝て黒板の文字を板書するなら俺が最初から黒板に答えを書いていいのか!?」



「…」





「最初から書くなら授業の意味が無いだろう!?そしたらあなた達の身にならないだろう?いいのかそれで?…ちゃんと俺の気持ちを汲み取ってよ。」




そう言って普通に授業を進め始めた。










言っていることは正論なんだろうけれど、僕はなんだか苦手…