お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





キッチンに行くと、颯さん達がソファーに座って何かやっていた。





「あ、の」





「あ、光志さん!」





は、初めて名前を言われた。






「何してるんですか?」






「傷の手当てです!!」






「え、何か転んだんですか?」







「まさか!火埜を潰しに行った時に…あ。」








「火埜?」






「颯のばか、光志さん、気にしないでください」






颯さんの手当てをしている1人が僕にそう言った。







「何でですか?」







「…すみません」






申し訳なさそうに言う颯さん。







僕には言えないこと…。





そういえば、今日立花君に火埜のこと質問されたな。






「火埜って、僕、知ってます。」