どうするどうする・・
もう何したらいいかわからず頭はパンク状態だった。
「よ・・よし、僕は、た、助けに行くよ」
と決めたのはいいが、・・道は暗い。
だ、大丈夫だ。
何かあったら、全力疾走す、すればいいんだからッ
それにこの勇気は僕の自信につながるかもしれないんだから・・
僕は変わるチャンスなんだから...
そーっと足を進めるにつれて怖さは倍増してきた道を一刻も早く戻りたかった。
でも引き返さない。
怖くてカバンをぎゅっと強く抱きしめる。
歩くたびに道の奥からの声が聞こえてくる。でも、状況は分からない。
怖い怖い・・
道は右に曲がっていてやっと角に着いた。
僕は怖いから壁にへばりついて
ひとまず角から顔を少し出して奥の様子を見ることにした。
少し顔を出し奥の状況を確認した。
「ぇっ・・」
思わず声を出してしまって慌てて口を塞いだ。
しかし、時すでに遅し。
「てめえ、そこで何してんだ」


