お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜






「朝霧」




一時限目の体育からボーッとしてたらあっという間に昼休み。






僕の名字を呼ぶのは、立花くん。







「おい、立花、お前いつも昼休み光志をどっかに連れてくけどどこ行ってんの?連れてかれる光志の気持ちも考えろよ」







「あ、ふ、藤君」





「あ?お前には俺が朝霧をどこに連れていこうと関係ないだろ?保護者かお前は」





た、立花君もそこ乗っからないで欲しいです。





バチバチと睨み合う2人に周りがザワつきはじめる。





ほら、周りがザワつくから…!!





「今日の体育も見学だったけど、なんか体悪いのか?」