お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜




「どうしたの、2人とも固まって。あ、未彩今度は護衛しっかりね」




ニコッと斬に作り笑顔を向けられ眉に皺がよった。




「チッ」と舌打ちをして総長室に戻った。








「舌打ちは気にしないで、僕に向けられたものだから」






「は、はぁ」





幹部室を出ていく時斬と朝霧のそんな会話が聞こえた気がした。








ベットにダイブした。








眠りにつくとき頭の中にパッと浮かんだ宮間大翔-miyama hiroto-。




みやまひろと






「み、や…と」





口に出してたなんて思ってなかった。





それも聞かれていたなんて。



未彩sideend