絶対に朝霧の護衛なんかしないと決めたはずなのに何であたしはここにいる・・。
「はい、じゃぁ、新しい転校生の立花湊-tatibana minato-君と仲良くしましょう」
「..よろしく」
「じゃぁ、立花君の席は、窓側の一番後ろの席ね。」
立花湊。あたしの偽名。
朝霧の護衛をすることになった。
それも男装で。
あたしを見た朝霧は、青い顔をして俯いた。
護衛をする人が転校するとは聞いていたらしいがまさかあたしだと思わないだろう。
はぁ・・とうつ伏せになって朝霧を見る。
朝霧はある男と話していた。
あれが、藤快斗か。