ほぼ、斬が仕切ってあたしは椅子に座って見ているだけ。
いつも通り淡々と進む斬の進行がやっぱり頼りになるなと感じる。
朝霧の自己紹介も終わり、灯篭皆も受け入れてくれた。
まぁ、普通か。
紹介も終わり、皆それぞれの部屋に戻り、学校の支度を始める。
あたしも総長室で準備をしているとノックがした。
「はい」
ガチャーと入ってきたのは斬。
「朝霧の警護のことなんだけど。」
「あぁ・・転校させれば?」
どうせ、アイツだし、学校でも怯えて一人でいるだろ。
もしやいじめられてたり..なんてね。
「一応聞いてみるけど多分転校は出来ないと思う。友達とか」
「へぇ、あれで友達なんているんだ」


