お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜






そんなマイナスなことを考えて頭を悩ませているとニコニコしながら斬さんは









「明日休もっか」









その言葉に驚きを隠せない。





だって、顔も良くない、頭脳明晰でも運動神経抜群でもないなんの取り柄もない僕が出来ることはただ一つ。








それは、皆勤賞!!!!!








「む、無理です。だって、休んだら皆勤賞…」






「葛西心湊にその顔見せれるの?藤快斗に事情説明出来るの?まず学校本当に行く気してる?」



一つ一つの言葉が胸に突き刺さる。






そしてどんどん近づいてきて圧力をかけてきている。






近い!!






「う、…それは…」






行きたい、でも、葛西さんに顔見せれないし藤君に事情説明できない。





「ていうか…、ど、どうして葛西さんと藤君の名前…」









「当たり前の事でしょ?これから灯篭の仲間になるんだから。」








…はい?