お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





「いい奴でしょ、颯-sou-って言うの。僕達の次の次期リーダーなの。」





「は、はぁ」




「でさ、今日、もう夜遅いから泊まってってね」






時計を見てみるともう針は7を指していた。





どんだけ寝てたんだ僕!!







「でも、僕家に帰らないと…」






「家には電話しといたから。あと、この部屋使っていいから。余り部屋だし」





い、家に電話!?





いつの間に…というか明日学校にこの顔で行くの…






切実に休みたい。







また藤君に言われる…。






この顔をみたら誰もが驚くし、葛西さんにだって顔を合わせれない。





最悪の場合、校長室に呼ばれて…





あああ