お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜






「でも、この人は未彩にとって必要な人だよ。」






「ソイツが?」







「そうだよ。何かこの人が変えるかもしれない。」







「此処を?」







「まぁ、大きな希望は持てないけど」






それがあの人の望み、命令だから。




ホントに、過保護だよなあ未彩については。





この人が族を変えるだなんて全く思わないけど。





飴を舐めながら未だに臆病君を睨んでいる未彩。






「認めない」








「知ってる」







そう言うと僕を睨んでバタンとドアを閉め何処かへ行った未彩。









はぁ、と息を吐き幹部室に戻った。






「臆病君??」







幹部室で僕は幹部に臆病君のことを話した。






斬sideend