お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜



「妥当!翔馬!!」





「今日は敵同士か。快斗に勝つ」





翔馬君とはスポーツ…特にサッカーが上手く、いつも藤君と敵同士になるといつもはりあうライバル同士。







僕は翔馬くんのチームだけど基本的に僕は何もしない。





ふと体育館が視界に入って体育館見ると、



あれ、女子がこっち見てる…。






その中からすぐ見つけた葛西さん。







葛西さんは、僕ではなくて誰かを見ていた。









それは僕が知ってる人。






「何見てんの?あ、心湊ちゃんか!っつうか、試合始まるぞ」





後ろから話しかけてきた藤君。






「ち、がうし!」






「ハハッ」






僕は藤君の後をついて行った。






僕のことをじっと見てる人を知らずに。







「みーっけ」