「はぁ?お前、あの道行ったのかよ!?」
次の朝、昨日の黒いコートを着た人が知りたくて・・・このなにか引っかかるのを取りたくて藤君に昨日のこと話したんだけど・・。
「まぁ・・ね。」
「だから昨日まっすぐ帰れっつったろー?変な事に巻き込まれるから・・」
僕の机の向こうでしゃがんで頭を抱える藤君。
藤君・・ごめん。
「で、も。そのおかげで女の人助けられたから・・」
全然、良い事じゃない?
「お前なぁ・・今後のことを考えろよ・・」
呆れた藤君を僕は首をかしげることしかできなかった。
「おまえ、今後その男と会ったらどーすんだよ」
「エッ・・?」
目を丸くする。