お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





「この写真を解析してほしいんだけど」





「なるほど。分かりました。10分ほどで終わると思います。」





「出来たら言って」






「…橘京汰様からの伝言で、たまには帰ってきてだそうです。」






「口より手を動かして」





ギロっと睨むが顔色一つ変えない立華。







そして総長室に沈黙が流れた。





あたしはソファに座り横になった。






一大丈夫…ですか?






頭の中で誰かの声が聞こえた。




「立華、今なにか言った?」






「…いえ、特には。」





誰の声だ。





記憶の中の声。





「未彩様、出来ました。」





体を起こし、立華の元へと足を進めた。