お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





そして、あたしと斬は2階から川原を監視して数時間。




やっと解散し、とにかく何もなく終わってホッとした。





「朝霧、葛西のこと好きなんだよね?」






「えぇ!!ど、どうしたんですかいきなり。」




今は幹部室。







「好き、なんだよな?」




「えぇと、その…はい。」






顔を赤くして俯く朝霧。







「未彩ぁ、公開処刑かよ。」






ハハハと酔いが回った鷹が朝霧の肩を組みそういった。







「ふーん、あ、そう」








「なぁんだよー、聞いといてぇ。かわいそあじゃぁねえかなあ?朝霧?」








「あぁ、ええと、はい。そうですね…はは」






鷹からの振りでから笑いをする朝霧。







朝霧に、葛西のことを言ってもやっぱり意味無いか。






気をつけたほうがいいかもしれないけれど、絶対コイツは信じない。







「あ、朝霧。もう寝れば、うん、そうしよう」





そう言って肩を組んでいる鷹から朝霧を引き剥がし部屋へ送った。