お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜





「この子は織陀となんの関わりがあるわけ?」





胸の中で何かが燃えている。






ムカムカなのかなんというか…。






なんなんだこの気持ち。





「未彩、…怒ってる?」







「何に、怒るわけ?」







「…怒ってるじゃん」







眉間にシワが寄っていくのが分かった。





「姫…ねぇ、まあ、あたしには関係ないけど。」






書類を封筒に入れバンっと斬の手の中に返した。







姫の役割として誰か男をここに呼ぼうか。






…なんて、なんで大翔と張り合ってんのやら。





「誰かいないかな…」






斬が何か言ってたけれど声が小さかったし、ボーっとしてて頭に入ってこなかった。







「任せて…」






なんて。