お前に救われたなんて…〜暴走族と臆病な男の子のお話〜




そのまま考え込んでしまった碧。





「俺が2人いる感じ」






「え?」





急に話すからびっくりした。






「無表情で人を殺せる感じ」







そう言ってお茶を飲む碧。






ますます分からなくなった。








「殺せるんだ?」






碧は。と付け足して。








「さあ」





碧は言ってることが深すぎて分からない。






「あお―」







「大翔は、今どこにいるんだろう。ね。」






ドクン