…なによ、急に。


ヤツは、小田桐廉はまるで確信してるような顔だ。
どうだ、正しいだろ?みたいな。


「キライなら、俺に…」


どもり出した小田桐廉の言葉。
この続きって何?
まさか小説とかでお馴染みのオレに人生預けろよ的なこと言うつもり?


















「…俺に協力して
宇宙サークル『希望を持てば必ず叶うカモネ』部
に入部しろ。」







……。








「「「何部だよそれ!!!」」」

「…。」



待てよ待てよ。いきなりこの人何言い出してんの?
見た目と中身のギャップ半端ないんだけど。
よくギャップがいいとか聞いたりするけど、これはヤバイわ。マジ引くわ。大体、初めて聞いたんだけど。
えっ、まさかここって、


「…部室?!!」


「よく分かったな。さすが俺が認めた部員だな。」


「入った覚え無いんですけど。ていうか、さっき入部しろって言ってませんでした!!?」


ヤバいこいつ。本気でヤバイ。アタマが。


「チョット、廉チャン。ココの部活名違うでしょ。
宇宙共鳴『猿の惑星はあると思いタイネ』部でしょ。ちょっとサトちゃんも何か言ってあげて!!」


「違う彰。ここは、
宇宙の魅惑『ターミネーターのダースベイダーに会いタイネ』部だよ。だよな柊。」


「…宇宙の神秘『火星人はホントに存在するのか激しく問い掛けタイネ』部」


ああ、激しく
「どうでもいいわ!!!!!」