自称熱血教師が現れ、廊下にいた女どもが徐々に教室に戻って来た。


これでも顔がいいので少しでもいいように見られたいのか、テキパキと席についた。







その行動力を他に使えよ。







私は、心のなかでやつらを見下した。




結局
人は自分のことが一番かわいくて、甘い。


自分さえ良ければ、なんでもいいだ。



私は、この約16年でよく知った。

実際、私もそう。

周りが静かであれば、何事もなく平和でいれば、それでいいんだ。

裏切られたくないなら、一線を越えなければいい。





























そう思っていたのに、

まさか一番嫌っていたあいつらに








それをあっけなく崩されることをこの時は、まだ知るはずもなかった....。