「俺な、骨肉腫っていう病気なんだと。」


あはは、と笑う洸。



え…?


こつ、にくしゅ…?



私それ聞いたことあるよ…。




や、やだよ…。


洸は…洸は死なないんだよねっ…!!?



今にも溢れそうな涙を必死にこらえる。


だって、一番辛いのはきっと洸だから…。



だから泣いてるってわからないように声を出した。



「治るん…だよね?」



言葉が詰まる。



泣くな、私。



洸は笑ってるんだよ…。




「多分、ね。まだ手術ができる状態らしいから。」



あ、よかった…。