私は焼き終えたクッキーをバスケットの中に入れた。念のためにあの手紙も持って家を出る。



アマリリスの家はここから約5分ほどというかなり近い場所にある。


ほとんど同じような家が並んだ住宅街なため、パッとみ見分けがつかないが、

アマリリスの家は家のベル、いわゆるインターフォンが特徴的な形をしている。



私はそのベルがアマリリスのものかどうかを確認してベルを鳴らす。



「 アマリリスいる?私よ、リンダよ 」