STRANA ~私と貴方で過ごした記憶~

完全に記憶がなくなっている…



私はショックで説得しようとしてもできなかった。


ここまでみんながアマリリスのことを忘れているなんて…

私がおかしいだけなのかもしれない…



いや、おかしくなんかない。


アマリリスと過ごした楽しかった記憶、

悲しい記憶も私の脳裏に焼き付いている。



これは夢じゃない…



「 もういい…これ、みんなで食べて 」



私は持っていたクッキーをマリーに渡す。



「 リンダ… 」


「 じゃあ、また 」


私は極力目を合わせないようにしてこの場を去った。