STRANA ~私と貴方で過ごした記憶~

「 これ… 」



マリーが何かを思い出したかのように呟いた。



「 思い出した…? 」



アマリリス特有の丸みを帯びた文字。


これを見れば嫌でも思い出すはず…



「 何?これ…

あたし達をバカにしてるの? 」


「 え…? 」



マリーは不機嫌そうな顔をして私を見てきた。


私は必死に弁解する。



「 違うわよ!ちゃんと見て!

この独特な字、思い出せない? 」



「 なにかのイタズラじゃない? 」



と、ミカは言った。


マローネも思い出したような顔つきではなかった。