秋良「どうしたも何もねぇよ!
こっちは仕事どころじゃねぇんだ!!

それより光いるだろ!?
何処だよ!!」



アキラさんはそんなことに気がつく余裕はなく、瞬也たちに向かって怒鳴った。



…でも、そうはいってもこいつらは、、



蓮磨「待てよ、光って誰だよ?」



…こいつらは、光と言ってもわかるはずがない。



………何も、知らないのだから。



秋良「ぁ…っ、。」



焦りすぎてアキラさんはそれを忘れていた。



…そして、アキラさんはもうこいつらが"光陰"だと知ってることを知らない。



………はぁ、手助けするか。



琥珀「アキラさん、ハルさん。」



持っていた折りたたみナイフをしまい、混乱しているアキラさんとハルさんの前へと歩く。



俺が声をかけたことで、2人は俺に気が付き、目線を向けた。



春暁「お前もいたのか。」



今日、報告会があるとアキラさんに聞いて一緒に来たのだろう。



ハルさんは驚きながらも、納得したようにそう言った。



琥珀「えぇ。お久しぶりです。

アキラさん、ハルさん。
もうここに"光陰"は居ませんよ
数十分遅かったですね。」



「「…は?」」



「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」



アキラさん、ハルさんに続き、倉庫にいる(俺とひな以外)全員が俺の言葉に反応した。



それもそうだ。



俺がひま=光陰だと知っていたと言っているようなものなのだから。