2人してバーっとトランプをテーブルに散らばらせる。



神楽はトランプを全部かき集め、また整えていて、陽向は1度伸びをしてから琥珀の方へと向いた。



陽向「…あれ?当たってなかった??」



固まったままの琥珀を見て、不思議そうに首を傾げる。



じーっと暫く陽向が琥珀を見つめると、やっとハッとなって答えた。



琥珀「…あ、いや、当たってる。」



図星すぎて驚いていただけみたいだな。



いや、俺も結構吃驚したけど。



陽向は推理力も持ってんのか?すげぇな。



俺、嘘つくのは結構得意な方だけど、そういうのはダメダメだからな。



陽向「…で?なんか聞いてないの??」



陽向も向日葵のことは気になるらしく、ズイッと目の前のテーブルに手をついて乗り出す。



琥珀「…あー、えーと………、
………何も聞いてねぇよ。
でも、来るって言ったなら、その内来るんじゃねーの?そういう嘘はつかない奴だし。」



…まぁ、確かに。



来るって言ったからには来るだろーけど、な。



-ザワザワ



……ん?



なんか騒がしいな…



気のせいか?