向日葵「……もう、"時間切れ"だよ。」
何もかも、全てが。
"GAME OVER"
"あの人"の、大人特有の低い声が頭の中を木霊する。
僕はもう、終わり。
向日葵「幸せになって…」
貴方の幸せを、ずっと祈ってるから。
こんな最低な奴なんか、忘れればいいんだよ
向日葵「青星と、"ひな"と一緒に。」
ずっと。
向日葵「僕は、貴方が幸せで暮らしてくれればそれでいい」
僕が殺した貴方の"両親"、そして"大切な仲間"、"親友"の分まで。
僕の一生を掛けて、貴方たちの"自由"を、"幸せ"を、護るから。
貴方たちは、何も知らずに生きればいい。
それだけで、僕は幸せだから
向日葵「…Addio. こーちゃん。
(さようなら。)
Ti auguro felicità.
(貴方の幸せを願っています。)」