雷「…あっちから、どんな容姿だったんだ?だとよ。」



自分の耳を指す工藤雷。



既に名前の出ている'琥珀'という人物だけでなく、恐らく他にも聞いている奴がいるんだろう。



大輔「そうだな……
外国の血が入ってるのか、自然な金髪に
緑…いや、エメラルドグリーンと言うべきか、、そうゆう色の瞳だった。

でも、顔は普通の日本人だったな…
多分ハーフか何かじゃないか、?」



珍しくて、たった一度だけだったがかなりの印象が残っている。



かなり刹那とは親しい間柄みたいだったしな。



陽向「…情報、感謝する。

あともう1つだけいいか?」



大輔「なんだ。」



陽向「刹那と最後に会ったのはいつだ?」



…刹那と最後に会った、?



………確かあれは…、



大輔「2日前の夜、だな。
いつも通り電話で呼び出されて行った時が最後だ。その時は特に異常はなかったぞ」



いつも通り、口数の少ない無表情のただの少年だった。



陽向「………そうか。わかった」



…じゃ、そろそろ帰るわ。と陽向に続き、次々と凪たちも立ち上がった。



大輔「嗚呼、最後に一つだけ。


……刹那を頼む」



刹那に何があったかオレにはわからない。



だが、危険なことに首を突っ込んでるのは確かなのだろう。



…だから、突っ込むなとは言わない。



あいつを……刹那を、こいつらが助けてくれるなら。



オレが出来るのは見守ることだけだ。



陽向「…ああ、もちろん。」