…いや、だって今時初恋なんて保育園、幼稚園でしてる時代だぞ?
あー…でも、そうか。
学校行ってもいつも一人だったっつってたもんな…
それもそれで仕方ねぇか。
…てことは、だ。
本人は気がついてねぇけど、初恋はひまってことかぁ…
まさか自分で自分の首を絞めることになるとは思わなかったわ。
はあ……と俺は大きく息を吐き、テラスに置いてある椅子に座る。
目の前にあるテーブルには灰皿が置いてあり、丁度目に入った。
……一応禁煙してたんだけどなぁ、
そんなことを思いながら、俺はポケットから煙草の箱を取り出し、一本出し、口に咥える。
ゴソゴソーー
あっれー…ライターどこいった??
……あぁ!そういや、火ぃつかなくなったから買おうと思ってて忘れった。
星藍「はぁ……ほんっとついてねぇな、」
煙草を仕舞おうとしたら、前方から声が掛かった。
??「これ使えよ。」
そんな声と共に差し出されたのは、俺が求めていたオイルライター。
星藍「!!騎士!?」
そのオイルライターの持ち主は、俺の幼なじみである騎士だった。