琥珀「光陰は、自分の意思で辞めるんじゃねぇが、理由があって辞めなきゃいけなくなったってことだよ。
それに加え、その理由は死ぬことが前提となっているということ。

…俺たちのことをよろしく。と言ってるのは、自分が居なくなったら俺たちを守ることが出来なくなるから。


……あいつは、自分より俺たちの心配をしてるからこそ、アキラさんたちにメールをのこしたってことだ。」



あいつは自分を助けてくれるなんて考えは頭にない。



ただ、それをのこせば俺たちのためになると考えただけ。



…なんで頭はいいくせにこうゆうことは気がつかないかな、。



陽向「で、アキラさんたちのはわかったけど、りゅーは??
騎士たちも、アキラさんたちも、メッセージがのこってたなら、りゅーも同じ?」



…恐らくりゅーの方は俺たちじゃない。



"陽炎"という組織のこと、響たちのことだろう。



龍海「嗚呼。俺の方に、つーか陽炎の方にのこってた紙だ」



ジーンズのポケットから、綺麗に折り畳んである黄色い紙を取り出して目の前のテーブルに広げる。



俺の方からだと黒で何か書いてあるのは見えるが、文字は全部は見えない。



琥珀「天、それ読み上げてくれ。」



天「え?あ、あぁ。わかった」



りゅーの隣に座っている天に頼み、紙の内容を読み上げてもらう。



天「えーっと…
『陽炎二代目マスター、雪白龍海。
本日限りで俺、桃井向日葵は殺し屋罪を辞めさせて頂きます。
今までお世話になりました。

P.S.以下より陽炎のリーダーからの命令。
宇賀響こと闇、矢口天こと悪、矢口輝こと暗の三名は本日をもって殺し屋から退くことをここで宣言致します。』!?

はあぁぁあ!?何これ!!」