秋良「理由…っつーか、仕事中に光からメールが来てて、なんで昼間に?って思って見たら……」



コレ、見てみろよ。と自分のスマホの画面を俺たちに見せる。



中心にいる俺にスマホが渡され、俺はメール内容を読み上げた。



琥珀「えーっと…
『秋良先輩、三神警部。
光陰はもう辞めることになりました。
今まで僕の我が儘を聞いて下さり有り難う御座いました。これからも、陽向たちを宜しくお願い致します。
最期の殺し屋、光陰より』。」



……は?



春暁「それと同じものが俺にも一斉送信されてた。
だから山岸から光は青星にいるかもしれない。と聞いて俺も一緒に行ったってことだ。」



結局もう遅かったがな。と自分自身に向けてか、アキラさんに向けてか、大きくため息をついた。



…おかしいだろ?この文。



龍海「辞めることになりました?これからも?最期??この文、どう見てもおかしいだろ。」



俺と同じことにもりゅーが気がついたらしい。



陽向「そうだよなー。
普通、自分で辞めるって決めたなら"なりました"とは書かないでしょ。」



春暁「それに、"これからも"既に辞めている龍たちはよろしく。っていうのもおかしいしな。」



星藍「そうだね。
最後じゃなくて、"最期"って書いたのは死ぬ意志があるからだろうし」



次々とひまの言いたいことを理解した奴らが分かっていない奴らに説明していく。



『おい、つまり向日葵は何が言いたいんだよ?』



説明しても向日葵の文の意味がまだわからないらしい。