「「「「「「「「「「!!??」」」」」」」」」」



神楽「陽向たちは兄ちゃんの友達だったの!?」



凪「じゃあまさか、あのホテルに一緒にいった友達って…!」



自分の兄の名前を聞いた2人は立ち上がって声を荒らげる。



…それもそうだ。



まさか、俺がしーの友達だったとは思わないだろう。



陽向「あの事件のことは後でちゃんと説明するから。今は黙って聞いてて…



「…って、あれ?この子だれ??2人の友だち?」



ひよの隣に座っていたひまにしーが気づいた。



「(ビクッ)…ぁ、えと……、」



目を向けられたひまは大きく肩を震わせた。



それに気づいた俺とひよは慌ててひまから目を逸らすようにしーに話しかけた。



「あ、えっとね!私たちのかぞくなの!!
こーくんも来るなら、こーくんが来てからせつめいするね!!」



「ねえ、しー!お金もってる??のみもののみたいからついてきて!!」



「え?あ、あぁ。いいよ。
陽愛、ちょっと行ってくるから待ってて。」



グイグイとしーの腕を引っ張って必死でひまから目を逸らさせた。



しーも怪しいと思ってはいたのだろうが、流石は最年長、俺たちがひまを庇っていることに気づいたからか、何も聞いては来なかった。



…それから戻ってすぐにこーが来た。



「こーくん!こっちこっち!!」



公園の入口でキョロキョロと人を探す日本には珍しい赤髪の少年、"こー"こと"琥珀"をひよが大声で呼ぶ。