星藍「ひまは虹羽組組長代理だよ。
虹羽組の組長は虹羽智軌さんで、智軌さんもお嬢と一緒で継がせる気なんか無かったってこと。」



彼方「組長代理!?向日葵がか!?」



星が平然と放った言葉に驚いていないのは知っている奴らは別として、警察の2人と龍海のみだ。



龍海「…それをお前が知ってるってことは、お前も組に入ってるのか」



星藍「入ってるっつーか、俺んち代々続いてる組だし。俺、祭組の若頭だし。」



「「「「「「「「「「はあぁ!?」」」」」」」」」」



再び声を揃えて叫ぶ奴らは、正直言ってうるさい。



騎士「いくら貸切だからってうるせーよ。
つーか、いい加減話戻せ」



まだ何も始まってさえいないのに、どんだけ時間かける気だよ。



若干呆れ、隣の琳歌にワインを頼む。



琳歌「はぁ…一杯だけだよ?」



琳歌は俺を見てため息をつきながらも、ワインをグラスに注いだ。



陽向「…で?紙って何のこと??」



ゴクリと喉をならしてワインを一口口に含む。



久遠「あ、それなら僕たちから話します。」



永遠「騎士さんは直接は社長にあってませんから。」



永遠たちの言う通り、俺は向日葵に会ってはいない。



…俺は、指示に従って見つけただけ。



琥珀「んじゃ、永遠たちからよろしく」



「「はい。」」