希輝「ッ、ほんとにいいの?」



琥珀「合格っつってんだろ。気が変わらない内にさっさと来い」



りゅーたちは理由なんてわからないだろう。



その理由は本人たち以外に俺を含めた5人しか知らないのだから。



バタバタバタッ



希輝は周りのざわつきを無視して、駆け足で俺たちの元へ来た。



琥珀「…他は?こいつだけでいいのか??」



まるで、もっといるだろ。とでもいうような訊き方だ。



……恐らく、こーは俺の知らないひまの過去を知っているのだろう。



だからこそ、まだ知るべき人間がいると判断した。



…ひまは、俺たちに隠してることは数多くある。



それでも、他の人が知ってることなら、俺たちは何でも知りたい。



他の人に話すくらいなのだから、その人たちはひまにとって"守るべき人"と同じくらい大切なんだ。



志「…俺も行く。」



円「俺たちは知っておくべきだ。」



飛鳥「俺も連れてってくれ」



雷「俺たちはまだあの時の"真実"を知らない。」



京「…いい加減、"あいつ"のことも話すべきだと思ってた。」



二代目、三代目、四代目の5人は何かあるとは思ってた。



…妙にひまは5人の前で感情的になってたからな。