……それは、裏切っていた罪悪感があるからだ。



彼方「わかってる!お前は幹部だ!このまま何のお咎めなしってわけにはいかない。

けど!今の俺には何も判断出来ない!!



これが全部片付いたら、また考えさせてくれ。」



……それが、お前の答なんだな。



琥珀「…つまり、彼方は一旦解雇の件は保留するってことだな?」



彼方「…ああ。

先代方、すいません。今の俺にはその答しか出せません。」



俺の言葉にしっかり頷いた彼方は、くるりと後ろを向き、先代にそう告げた。



志「…十分だ。
俺たちもそれしか答は出せない

今は、仲間割れをする時じゃない。」



…あくまでも"今は"、だ。



………まあ、もう答は見えているがな。



琥珀「で、次はひまの何が気になる?」



さっきの話を蒸し返される前に、俺が話題転換する。



まぁ、これも答はわかってる。



恐らく、殺し屋のことだろう



瞬也「……や。」



斗真「瞬?」



瞬也「殺し屋のことだ。
光陰と罪、2つの殺し屋について」



ほらきた。



…殺し屋のこと、俺は光陰の方なら詳しいが、罪の方は"あいつ"から聞いたことだけだ。