響「…知らないだろ?あの車、本当は俺が狙いだったんだ。」
………………。
「「「「「「「「「「…は?」」」」」」」」」」
は!?響が狙いだった!?
葉亮「どうゆうことだよ!
あの車は意図的に事故を起こしたってことか!?」
響「ああ、そうだ。
だから、あの場にかなが居なければ俺はあの位置で轢かれなかった。
確実に死んでたんだ。」
彼方「それでも!お前は轢かれただろ!?」
響「それこそ、2人がいなかったら俺が確実に死んだか確認して、息があることに気がついたら殺されてた。」
平然と殺されてたという響の言葉は、自分のことなのに他人事のような言い方に聞こえた。
響「…まぁ、礼を言おうにも俺は車に轢かれた時に地面に頭を強打したお陰で、二年間眠り続けた上に記憶喪失になって言えなかったわけだけど。
………まさか、"宇賀歩"としての俺まで死んだことになってるとは思いもしなかったがな。」
彼方「…おばさんは?
俺らはおばさんから、あゆが…響が死んだと聞かされた。
おばさんになにか聞けば!」
響「無理だ。
母さんは俺が目を覚ました一週間後、自殺したよ」
「「え…っ」」
…じ、さつ?
記憶喪失になった息子を1人遺して…?
響「とゆうか、母さんが生きててもどうせ分からなかったよ。
母さんが俺を死んだことにするわけないから。」
「「「「「「「「「「は、?」」」」」」」」」」
母親以外に誰がやるんだよ…?
輝「…ってか、元々響は誰に狙われてたの。」