翌日、朝になり渋々と家を出た。
学校に着く。
皆と挨拶はできるが、それ以上はない。
皆もよって来る雰囲気はない。
既にグループができていて、一人の実加を誘うグループはいなかった。
そして一番つらいのは、お昼ご飯。
実加は院長の持たせてくれるお弁当を美味しく食べたが、やはりまだ食事制限があるため、食べるものは薄味にドロッとしたものが多い。
普通のお弁当に入らないので、いくつもの小さなタッパーに入っていた。
さらには薬をたくさん飲む。
昨日、その様子を皆に見られているのに、抵抗を感じていた。
今日はお昼ご飯になると早々、教室を後にした。
向かうは屋上だった。