「……ハァ………」

なんかと、制服に着替えて髪整えて、家を出た。



相変わらず、空は晴れやか。でも、風は少し涼しくなっていて気持ちのいい天候。まるで、あたしの気分とは正反対。





でも、あんな夢を見たせいか、すごく学校に行きたくない。



胃が痛くて、堪らない。




「莉緒! お前いつになったらあのキリ達に歯向かうんだよ! 昨日から、お前逃げてるだけじゃん」



あのバカがあたしの周りをハエの様に飛び回る。




ん? なんか、この光景見たぞ……。






やっぱり、今朝の夢は、正夢……?







その、言葉に胸が痛む。




独りは嫌。




みんなのグループから外されたくない。




怖い。独りが怖い。





あたしは、今朝見た夢を思い出してしまった。