PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



「煥先輩は未来のある人だから。わたしは、煥先輩の未来の全部を応援したい。好きな人を、死なせたくない」



わたしはケータイを手に取った。


みんなに会いたい。


会って話したい。


教えてもらいたい。


勇気をもらいたい。



〈鈴蘭です。今から嫦娥公園に集まれませんか? お話ししたいんです。
 追伸:海牙さん、ファイルありがとうございます〉



煥先輩と長江先輩と海牙さん、三人宛てにメールを送る。


長江先輩と海牙さんからはすぐに返信が来た。



〈りょーかい! すぐ向かうね〉


〈ぼくも行けます。夜道は気を付けて〉



煥先輩からの返信がない。


いちばん応えてほしいのに。