PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



まだ全部を覚えてはいないけれど、サビだけは歌えるようになった。



  青い月よ 消えないで

  この胸の叫びは飼い慣らせないから



煥先輩が歌ってくれるなら、歌声を聴きながらだったら、わたしは覚悟を決められるんじゃないか。



この一枝は、数年後の未来から巻き戻った。


文徳先輩と亜美先輩の結婚式の日、願いの代償として、みんな殺された。



【何度やり直してでも、わたしはあきらめない。この恋が実る真実の未来へとたどり着くために、何度だって時を巻き戻す】



許せないと思った。


「わたし」の恋のために煥先輩が死ぬなんて、わたしは許せない。