「おっと、ごめんね。怖がらせたいわけではないんだ。私の存在が、きみたちの疑問を解くヒントになる。だから名乗ったのだ」 「疑問を解くヒント?」 平井さんは微笑んで、お口にチャックのジェスチャーをした。 「すべてを話してあげられればよいのだが、それは私の禁忌に触れるのでね。自分たちの力で、真実に近付いてほしい」 「平井さんにも禁忌があるんですか? 大地聖珠の預かり手なら、地球の支配者で、運命を預かっているともいえる存在でしょう?」