「平井さんも預かり手なんですよね? 一体、どんな宝珠を預かってらっしゃるんですか? 四獣珠とは比べ物にならないくらい大きなチカラが存在するなんて、想像できなかったし、信じられないんです」 わたしは早口で言い切った。 失礼を承知していた。 恐れ多さに負けて、わたしは顔を伏せる。 平井さんは柔らかい声で言った。 「空を見上げてごらん。満月だよ。とても明るい。月から見る地球も、きっと美しいだろうね。地球は、青く輝く宝珠だ」