PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



「じゃあ、文徳先輩、わたしが先輩のこと見てるって知ってたのに、気付かないふりしてたんですか?」


「傷付けてごめんね。でも、それ以外のやり方はわからない。こんなふうにオープンに話し合うんじゃなきゃ、恋だ憧れだなんて、お互い恥ずかしくて口に出せないだろう?」



文徳先輩は冷静で確信的で、何もかもを見通しているみたいで、わたしの弱い心はつい甘えてしまった。


自分ひとりで抱え切れない苦しみを、わたしは言葉にして吐き出した。



「わたし、煥先輩のことが好きなんです。さっき気付きました。ほんとはこの気持ち、たぶん、もっと前からで。

なのに、煥先輩には嫌われてるんです。昼休みも避けられて、わたし、どうしたらいいか……」