「おおよそ全部わかってると思う。煥は、巻き戻るたびにおれに話すんだ。それをスマホで文章に起こして、共有する形で記録してる」 「だったら、わたしが違反者だってことも知ってるんですね」 「煥は、そうは言ってないよ」 「でも、四獣珠の預かり手の中で、まだツルギに命を奪われていないのは、わたしだけです」 文徳先輩がクッキーをつまんで、ぱくりと一口で頬張った。 もぐもぐと口を動かす間、言葉を探していたみたいだ。 文徳先輩は言った。