PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



「あ~、了解。ま、確かに意外とどーにでもなるよね~。おれもこないだまで国外にいてさ、プリペイドのしょぼいケータイ使ってた時期があったんだけど。

んじゃあ、鈴蘭ちゃんのデバイスに合わせて、連絡はSNSじゃなくて、メール使おっか」


「た、助かります」



スマホの画面にメールアドレスのQRコードを表示してもらって、わたしが読み取る。


わたしの連絡先を入れたメールを三人に一斉送信する。


ほとんどタイムラグなしで、三台のスマホがメールを受信した。



煥先輩の指先がビクッと震えて、固まった。


全員がその動きに気付くくらい、明白に。



「えっと、煥先輩、どうかしました?」


「ブルームーンじゃ、ないのか……」


「え?」