平井さんはうなずいた。
「結論から言うと、肯定だよ。宝珠の種類にもよるがね。ああ、宝珠には種類があり、ランクがあるのだよ。
例えば、四獣珠はランクの高い宝珠だ。陰陽を司る『二極珠』に比べればやや劣るが、『十二支珠』などよりはずっとチカラが強い」
その話は祖母から聞いたことがある。
中国大陸由来の宝珠には、種類とランクがある。
陰陽の二極珠。
四聖獣の四獣珠。
五行説の五行珠。
暦に関わる十干珠と十二支珠。
星の巡りに関わる二十八宿珠。
引き合う宝珠の母数が増えるほどにランクが下がって、発現できるチカラが弱くなる。
単純計算をすれば、二極珠は大いなるチカラを二分の一ずつ、四獣珠は四分の一ずつ担う格好だ。
預かり手の能力も、宝珠のランクに相応した強さが与えられる。



