PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



煥先輩が長江先輩をにらんだ。



「昼休み、屋上に行けばいいんだな?」


「何なら迎えに行こうか~?」


「いらん」


「つれないな~。男が迎えに来ても嬉しくない? かわいい女の子じゃなきゃダメ?」


「またそういうくだらねぇ話を……」


「あっきーの好みって、髪が長くて色白でもちもち系で、小柄でお目めキラキラな美少女って感じで合ってたっけ?」


「黙れ」



煥先輩は長江先輩の胸倉をつかんだ。


長江先輩はニヤニヤしている。



「おっ、新事実に気付いた! 鈴蘭ちゃんって完璧じゃん。あっきーの好みのタイプ、ど真ん中!」


「ええっ?」



大声をあげてしまったのはわたしだ。慌てて口元を覆う。