PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



「変なこと言わないでください」


「変かな? 学校って、楽しいほうがよくない? だから、おれ、あの子らに声かけたんだよね。潤いと刺激があれば、教室にも耐えられるでしょ?」


「どういう意味ですか?」


「授業中の保健室と図書室がナンパスポット」



遠回しな言い方の真意に、ぐるっと考えてからたどり着く。


さっきの人たち、教室にいられないんだ。


保健室や図書室で寂しく過ごしていたところに、長江先輩が声をかけた。



「合意の上ってことですか?」


「おれがかけた号令《コマンド》ってね、自分の心に素直になりなよって、そんだけ。彼女らは彼女らの意志で、おれにくっついてたの。

おれ、悪いことしてないよ? 話したいって思ってた彼女らに、話す場所と勇気を提供しただけ。おれのチカラ、そういう使い方ができんだよね~」