PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



トクトクトクトク、と青獣珠が鼓動する。


緊迫するような、せわしないリズムで。



手のひらにチカラが集まってくる。


握りしめた柄にチカラが伝わる。


わたしはポーチからツルギを引き抜いた。



刃が青く輝いた。



亜美先輩が目を見張る。


次の瞬間、切っ先が亜美先輩の胸に吸い込まれた。


刺し貫いた心臓が震えた。そして動きを止めた。



青獣珠が悲鳴をあげる。


悲鳴は、ガラスを引っ掻く振動のように、強烈な悪寒を起こした。


命の消えた一点から爆発的なチカラが噴き出す。



夜の風景が消えた。


音も感覚も匂いも消えた。