PRINCESS SWORD―姫のツルギは恋を貫く―



「鈴蘭、どうかした?」



声がわたしを突き動かす。



【この一枝は、きっと正しくない。より幸福な未来がほかにある。だから、一度リセットさせて。必ず、わたしが幸せな未来を創るから】



亜美先輩が文徳先輩と結ばれるとしたら、そのウェディングの日は呪われている。


予知夢のような未来で、わたしはそれを体験した。



亜美先輩が悪いわけじゃなくて、わたしがわがままを通すわけでもなくて。



青獣珠、応えて。


刃を出して。


役割って、そういう意味なんでしょう?


このまま進んでいく未来は正しくない。


だから、わたしがこの未来の芽を断ち切るの。